蕎麦

2019年5月3日 | 歴史・文化

夏はざる蕎麦、冬はかけ蕎麦という感じで蕎麦大好きな私ですが、蕎麦っていつから食べられたのでしょうね?

蕎麦が食べ物として出てきたのが奈良時代以前みたいですが、当時は今のように麺としてではなく、粒のまま粥にして食べていたそうで、この時期に蕎麦の栽培がはじまったことが書籍から分かっているそうです。ただ、味ではなくて飢饉などに備えてのものだったそうです。

食べ方としては粥の他に粉にして、練って作る蕎麦がき、水で溶いて焼いた蕎麦焼きとして食べられるようになり、小麦粉の代用として使われるようになったそうです。

蕎麦を麺として食べるようになったのが江戸時代。
蕎麦がきと区別するために「蕎麦切り」と呼ばれましたが、現在のように茹でるのではなく、蒸す調理法を取っていました。今でも「盛り蕎麦」を「せいろ蕎麦」と呼ぶのはこの名残のようです。

ちなみにそばつゆは、味噌がベースとして使われていたそうですね。

また蕎麦は地域特産の食材をのせる「にしんそば」や「はらこそば」「しっぽくそば」などがあり、調べてみると蕎麦だけではなく土地の歴史も見えてきます。以前に山口県で瓦そばも食べましたが、色んな土地の蕎麦も食べてみたいですね。

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